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【G検定合格しました】勉強法と本番の対策まとめ!【体験談】

お久しぶりです。ラムシロです。

 

大学の研究が忙しく,約2ヶ月半もの間全くブログを更新していませんでした...

 

研究と同時並行で2020年7月4日のG検定を受けていたので(これも一応忙しかった理由のひとつです...),今回は私が実際に行った勉強法と試験本番中のコツをまとめていきたいと思います。

 

ただ,今回は勉強法に関しては普遍的なものというよりも個人的なやり方になるので参考程度にしていただくのが良いかもしれません。

試験本番中のコツに関してはわりとオススメな方法ですので,こちらを中心に読んでいただけると嬉しいです!

それではいきましょう~

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(↑一応合格通知貼っておきます) 

 

筆者のスペック

まずは私の勉強前のスペックです。元の知識量によって当然勉強法は変わるので,ちゃんと載せておきます。

 

  • ちょっと特殊な情報系学科の学部4年生
  • 音響信号処理の研究をしておりその分野の知識は少しある
  • 統計は少し知っている程度
  • 行列計算,偏微分などの基礎的なことはできる
  • ディープラーニングに関するプログラム経験はなし
  • 人工知能の基本に関する授業を1度取ったことがある

 

はい,こんな感じです。おそらく一番最後の項目が気になるかと思います。

私の場合特殊な学科に所属しており,人工知能に関する授業があったんですね。

あんま細かく言うと身バレしそうで怖いんですが,まあざっくり言うと

人工知能の歴史,機械学習の手法,ディープラーニングの仕組みあたりをサラーっとやるという授業です。

ただ,正直ちゃんと深く理解できていたかというとそうではなく,なんとなくキーワードについて知ってるかも,というレベルでした笑。

概要をつかむ勉強を挟めば同じレベルに達することができる気はします。

 

個人的な勉強法を紹介!

 さて,それでは個人的な勉強法を紹介していきます。私は以下の3ステップで勉強を行いました。

 

STEP1:公式テキストで全体知識をインプット

 まずは公式テキストです。

 

 これを使って全体的な知識をインプットしていきました。この公式テキスト,↑のサイトからレビューを見ていただければわかると思うんですが結構

役に立たない

G検定のためのテキストとは言えない

といった批判的な意見が目立つと思うんですね。ただ,個人的な意見としては

たしかにG検定に直接出るものは少ないが,この知識がないと基本が理解できずG検定合格レベルには達することができない

と思っています。誰かが言っていた気もしますが,「十分条件ではないが必要条件ではある」みたいな感じです。

 

なのでとりあえずはこの公式テキストを買ってしっかり読み込んでいきましょう。(ぜひ↑から買ってくださいね!笑)

2周ほどサラッと読んで7割方理解できたら次のステップに進みました!

なお,暗記項目は全部覚えようとする必要はないと思います。本当に重要なところはこの後の問題演習で多く出るので勝手に覚えていきますし,あまり出ないところは本番検索することができます。

 

また,この公式テキストは完全な人工知能初心者には少々レベルが高い気がするのでそういった方は公式テキストの前に基本を1ステップ挟むと良いと思います。

例えばこんなもの↓ですね

 

 

あとはこちらの動画を見るのも良いと思います。2016年のものではありますが,人工知能に関する状況がわかります。

STEP2:問題集(黒本)でアウトプット

だいたい理解できたところで次は問題集を解いていきました。

 

※第二版が出ていたので更新しました。以下が更新時点での最新です。

今後も変更の可能性があるのでご確認の上ご購入下さい。

 黒本とか呼ばれているっぽいです。受験期を思い出す...

この問題集,前半は公式テキストの章ごとの問題,後半は全体をまとめた摸試のような問題という形で構成されています。

 

私はまず前半の章ごとの問題を2周しました。1周目はそこそこ間違えますがとにかく気にせず進め,問題を解きながら適宜公式テキストに戻って確認して覚えるみたいな感じです。

2周し終わった後に後半の問題を解きました。

間違えやすいところ,理解しづらいところなどは紙に書いて整理しながら進めました。

 

この問題集に関しては9割方理解できるまでしっかり解くのが良いかと思います。

 

STEP3:無料のStudyAIの摸試で本番の時間配分などを確認

続いてStudyAIという団体が無料で提供してくれている摸試を解きました。

 

G検定(AIの検定)模擬テスト – Study-AI

 

ベータ版であるため答えが数か所間違っていたり,解きなおした部分が反映されなかったりと不具合はありますが,まあそこは無料なので文句は言えません笑

 

この摸試は,実際に時間を測って調べながら解くと良いと思います。どの程度時間が余りそうか,どの程度調べて答えにたどり着けるかなど,本番で非常に重要になる部分を確認しましょう。

また,この段階で後々ご紹介する本番の対策を試してみるのも良いと思います。

 

解き終わったら間違えた部分はしっかり復習します。

 

STEP4:出題率が増えてきた法律問題などの対策をする

STEP3までで終了にして問題はないとも思うのですが,一応法律問題,最近の動向など,STEP3までで対策をしてこなかった分野をネットでサラッと調べました。

2020年2回目の試験では法律問題の割合が非常に高かったこともあり,多少は役に立ったかなと思います。(ムズすぎてそんなん知らんわ!ってなったものが多かったのでやらなくていい気もします笑)

また,最近の動向に関しては以下の本を勧める方が多いです。

 AIについてもっと知りたい!やっぱり本番が不安!

という方は時間の余裕があればここまで手を付けましょう。

私は全く手を付けていませんが,STEP3までを完璧にこなしたうえで本番の対策をしっかりと行っていれば十分合格できると個人的には思います。

 

試験本番の対策!

 さて,それではいよいよ試験本番の対策について見ていきましょう!

 

正直,ある程度しっかり勉強していればG検定の合否は本番の対策次第!と言っても過言ではないでしょう。

最近は特にですが,近年の動向や法律問題といった,問題集やテキストには全く載っていなかった問題の割合が高くなっています。実際2020年2回目の試験でも,細かい法律の話や強化学習の仕組みについて細部まで問う問題がかなりの数出題されました。

しかし,そういった問題については元から答えがわかる人はそう多くありません。したがって

 

  1. 勉強したことのある基礎問題はできるだけ早く解き,絶対に落とさない
  2. 余った時間で知らない問題のうち調べてわかりそうなものを解答する

 

という戦略で正解率7割程度を目指すのが良いかと思われます。

 

ここではこれら2つの項目に対して試験本番中のコツをご紹介していきます。

 

対策1:基本問題の対策

まずは落としてはいけない基本問題の対策についてです。

いくら基本とは言えど,本番中にド忘れしてしまったり,これで合っていたっけ?と不安になったりすることがあると思います。

そんなときはできるだけ少ない時間で解答を調べましょう。

自分で作成したまとめノートなどを参照してもいいのですが,個人的にオススメなのは以下のサイトを参照することです。

 

【資格試験対策】ディープラーニングG検定【キーワード・ポイントまとめ】 - ITとかCockatielとか

 

【AI入門・G検定】JDLA Deep Learning for GENERAL 2018#1 推薦図書キーワードまとめ - Qiita

 

あらかじめこれらのサイトを開いておき,わからない問題が来たら「Ctrl+F」でページ内検索を開いて単語を入力しましょう。

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↑こんな感じに一瞬でお望みの説明を調べることができます。

 

また,これらのサイト以外にも自分が特に苦手とする分野をまとめたサイトをあらかじめ調べておき,同じように開いておくのもかなり効果的です。

ただしあまり不安がりすぎてサイトを並べすぎるとかえって時間がかかってしまい逆効果になる可能性があるので,そこは注意したほうが良いかもしれません。

 

 対策2:知らない問題の対策

 さて,続いて聞いたことないよ!っていう問題への対策です。

こちらに関してはいかに素早く望んだ情報を手に入れることができるかがカギになります。

 

G検定では本番中,問題にチェックを入れて後で確認することができるのですが,これだけでは問題ごとの優先順位を表すことができません。そこで個人的には,わからない問題は紙に番号を書いていくのが良いと思います。

紙に書く際は優先度順に3項目ぐらいにわけていきましょう。

①調べてすぐ出てきそう

②調べるのに時間はかかるけど解けるかも

③たぶんむり,あきらめよう

具体的にはこんな感じですね。

この優先度を一瞬で付けていくことが非常に重要になります。

 

優先度を決める際の判断基準ですが,「調べられそうなキーワードがあるかどうか」に注目することが大切です。キーワードがある場合,あまり時間をかけずに答えを見つけられることが多いです。よってそのような問題は優先度を高くしておき,問題を1周解き終わったらすぐに取り組みましょう。

 

まとめ

今回はG検定の勉強法,本番の対策についてまとめました。偉そうにいろいろこうしましょうとか言ってきましたが,これらの方法は一例にすぎないので参考程度にしていただければと思います。

そして最後に試験本番全体についてですが,とにかく最後まで諦めず,落ち着いて受験することが大事です。序盤でわからない問題が連続で来るというパターンが結構多いのですが,そこでパニックになってしまうと最後のほうに固まっている簡単な問題に手を付けないまま終わってしまうというようなこともあります。

難しいぞ...?と思っても,おそらく全員がそう感じています。しかもこの検定は合格基準が絶対的ではなく相対的に決まります。平均が低ければ点数が低くても合格できるわけです。なので,どんなことが起きてもとりあえず落ち着いて,最後まであきらめずに受験し切ることが一番です。

 

 

それでは今回はここまで!最後まで読んでくださった方,ありがとうございました。みなさんが合格されることを願っております!